古地図
私は時代小説が好きです。髪結い伊三次捕り物余話シリーズや鎌倉
河岸捕物控シリーズなどいろいろありますが、鬼平犯科帳シリーズも
好きです。主人公の長谷川平蔵の人間としての大きさや優しさ、そして
厳しさも さらに彼を取り囲む登場人物が物語を引き立てます。
私はその物語の登場人物が移動した足跡を 古地図で確認しながら読
むのが楽しいのです。おかげで何かの付録でもらった古地図ですがもう
ボロボロのビリビリ状態です。そんなふうに読むので池波正太郎さんの
本が一番地図とも合わせやすくていいのです。
江戸時代は電車も自動車もないので 移動手段は船、かご、自分の足
くらいのものです。捕物だから犯人を追って行ったり来たりな訳です。
それを古地図を見ながら確認するのが楽しいのです。ただ古地図なの
で字も小さくて読みにくくてルーペで見てもわからない事もあります。
もっとひどい状態になったらきれいな古地図を探さなければと思って
います。